コンセプト

「気づき」を促し、自己を創造する

本セミナーは「教え込み」だけではなく、様々なアプローチからの「気づき」を促すため、生徒とのコミュニケーションを重視します。音楽には正解がないからこそ、知識に裏付けされたあなた自身のオリジナリティが問われます。そしてそれが音に反映されたときにはじめて、演奏者の心の自由が得られるのです。レッスンでは、以下の3つの方法による複合的なアプローチを行ないます。

・「読譜」「ソルフェージュ・楽典」など、読解力を養う論理的なアプローチ

・「客観性」や、「聴覚」「視覚」といった五感を活用する感覚的なアプローチ

・技術的、身体的な問題点に向き合い、弾きやすさを体感する物理的なアプローチ

副次的に学んでいる学生にとっては、音楽全般の悩みを解消することで専攻の楽器にも強固な土台を還元できます。

 

スキルアップのための多角的な指導

(1)理論と実践の直結(ソルフェージュ・楽典・視唱の併用)

ソルフェージュ、楽典、視唱など、理論としての音楽の在り方の根本を会得し、ピアノ(楽曲)を使った実践と併用します。苦手分野においては、座学の課題を出すこともあります。

(2)聴き比べと思考サイクルの構築(「なぜ」の言語化)

複数人のプロの演奏を聴き比べ、「どの演奏に最も共感・納得できるか」「具体的にどの部分(テンポ設定、音色など)がそのように感じるのか」を言語化します。また、「楽譜」という一つの事実から、解釈の違いがなぜ生み出されるのか、という思考サイクルも追究します。

(3)背景・文脈・歴史の理解による心理的補完

作曲家の人柄や、その時代の世相、作曲時の心理的影響など、楽曲を取り巻く環境について学ぶ。歴史や文化を知ることで、作曲家たちの生き様を辿り、心情や当時の情勢を推察します。

(4) 身体的な課題と向き合う(筋肉・力みの論理的把握)

実際に身体を動かし、今どの部分の筋肉を使っているか、どのような動きをしたときにどの部分に力みがあるか、理にかなった動きになっているかを考えます。

 

専門レッスンの‘セカンドオピニオン’として

現在、専門の先生に師事されている方にとっては、いつものレッスンとは異なる角度から自身の演奏を見つめ直す「多角的な学びの場(セカンドオピニオン)」としてもご活用いただけます。その際、双方の指導における行き違いを防ぐため、当セミナーの受講にあたっては必ず事前に専門の先生の許可をいただいてください。